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FPD/PCB NEWS〜8月31日
 

パナソニックHD ガラス建材一体型ペロブスカイト太陽電池のプロトタイプを開発し長期実証実験を開始


 パナソニックホールディングス(パナソニックHD)は、ガラス建材一体型ペロブスカイト太陽電池のプロトタイプを開発し、技術検証を含めた1年以上にわたる長期実証実験を神奈川県藤沢市のFujisawaサスティナブル・スマートタウン内に新設されたモデルハウス「Future Co-Creation FINECOURTIII」で開始したと発表した。実証実験を通して発電性能や耐久性を確認しながら、事業化に向けて技術開発を加速する。
 

東北大とセイコーエプソン 「セイコーエプソン×東北大学サスティナブル材料共創研究所」を開設


 東北大学とセイコーエプソンは東北大学片平キャンパスに「セイコーエプソン×東北大学 サスティナブル材料共創研究所」を開設し、本格的なプロジェクトを開始した。

 循環型経済の構築への寄与を目指し、古紙・衣類・木材を解繊した繊維を活用し、複合化したバイオプラスチック・再生プラスチックに関する技術確立に向け開発体制を強化し研究を加速する。

FPD/PCB NEWS〜8月23日
 

東北大などの国際研究チーム 車体や建物を充電に使う3Dカーボン材料を開発

 東北大学材料科学高等研究所の工藤朗助教、唐睿特任助教(研究当時)、折茂慎一教授、西原洋知教授、同大学多元物質科学研究所の金丸和也大学院生、吉井丈晴助教、同大学学際科学フロンティア研究所の韓久慧助教(研究当時)、同大学金属材料研究所の木須一彰助教、米国ジョンズ・ホプキンス大学の陳明偉教授らの国際共同研究チームは、機械的強度に優れる格子構造とキャパシタ性能を付与する比表面積を併わせ持つ炭素マイクロ構造「階層的多孔質カーボンマイクロラティス」を開発した。光造形3Dプリンター用に調整した複合材料樹脂を用いて、炭素化後に塩酸処理を施すことで梁の内部にマクロ、メソ、ナノの3段階サイズの孔の導入に成功した。

 キャパシタとして機能する比表面積を有しながら圧縮強度7.45〜10.45MPa、ヤング率375〜736MPaを実現し、水系・有機系電解質で電極面積当たり最大容量11.5F・cm-2および1.5F・cm-2を達成した。つまり、車や建物など自体にエネルギーを貯蔵できるようにする3次元(3D)構造のカーボン材料が得られた。

FPD/PCB NEWS〜8月21日
 

東北大、群馬大、信州大学、九州大学、高エネ研 3次元グラフェン造形のキープロセスを解明

 東北大学、群馬大学、信州大学、九州大学、高エネルギー加速器研究機構の研究チームは、実験と理論の両輪により3次元グラフェン造形のためのキープロセスである「ジッピング反応」によるグラフェン修復の機構を解明した。

 グラフェンの3次元化に必須である炭素5員環や7員環がジッピング反応と同時に導入されることを見出し、3次元グラフェン造形のための新たな合成ルートを確立したという。

FPD/PCB NEWS〜8月18日
 

名城大など トンネル接合による積層型GaInN系モノリシック型RGBフルカラーμLEDを開発



▲デバイス構造と発光の様子
 名城大学理工学部材料機能工学科の岩谷素顕教授、竹内哲也教授、上山智教授のグループとサウジアラビアKing Abdullah University of Science and Technology(KAUST)の大川和宏教授の共同研究グループは、超高精細・超高輝度なVR/AR/MR用ディスプレイが作製可能な積層型GaInN系モノリシック型RGBフルカラーμLEDアレイを開発した。

 トンネル接合を介してRGB-LEDを積層することにより、同一基板上にモノリシック型フルカラーμLEDアレイを作製。RGBの3原色発光を得ることに成功した。超高精細・高輝度で没入感のある映像体験を提供することが期待される。

FPD/PCB NEWS〜8月10日
 

東大 酵素の動作原理を手本にナノ細孔の形状が自在に変形する多孔質結晶を開発

 東京大学大学院理学系研究科の田代省平准教授、塩谷光彦教授らの研究グループは、酵素の構造や活性を制御するアロステリック効果の動作原理を手本として局所認識部位(アロステリック部位)へのエフェクター分子の結合に応答して細孔形状が自在に変形する多孔質結晶を開発した。

 研究で用いた環状パラジウム三核錯体分子からなる多孔質結晶Metal-macrocycle framework(MMF)はnm径の一次元細孔を有し、その内壁の特定位置にアロステリック部位が存在する。今回、この部位に取り込まれたエフェクターの種類に応じて結晶細孔の形状が縦もしくは横方向に自在かつ可逆的に膨張・収縮を繰り返せることをX線回折測定により明らかにした。

 また、エフェクターがアロステリック部位に結合しても細孔内の大半のスペースはそのまま活用でき、細孔変形に伴うナノ空間内での機能制御が可能。エフェクターによる細孔変形によってゲスト分子(捕捉される分子)の配列構造が変化するアロステリック効果を観測した。

FPD/PCB NEWS〜8月8日
 

AGC ガラスの資源循環を推進する地域協創プロジェクトを本格始動

 AGCは、ガラスの資源循環の実現に向け長野県諏訪市の「SUWAガラスの里」内のガラス溶解炉を活用した地域協創プロジェクトを本格始動したと発表した。第一弾イベントとして、8月10日に「Glass Sustainable FES 2023 in SUWA」を開催する。

 同社はガラスの資源循環の実現を目指し、4月に「SUWAガラスの里」内に諏訪ガラスオープンラボを開設。この諏訪ガラスオープンラボでは、地域から出るあらゆるガラス廃棄物を溶かし、新たなガラスを作り出す実証実験が可能で、さらに来場者がガラスリサイクルの課題や資源循環について学べる場を提供している。

 地域協創プロジェクトは7月20日より活動を開始し、企画展「ガラスの生態ー諏訪が知ってる、ガラスの話ー」を開催。この企画展では、来場者の方々に一つの役目を終えたガラス資源が新たに地域のガラスとして生まれ変わる現場を見てもらい、持続可能な地域社会を実現するための資源循環について考えるきっかけを提供する。また、8月10日に「Glass Sustainable FES 2023 in SUWA」を開催し、ラボツアーやガラス溶解のデモンストレーションなどを実施する予定。

FPD/PCB NEWS〜8月2日
 

村田製作所 フィリピン子会社の新生産棟の建設に着工


 村田製作所は、生産子会社であるPhilippine Manufacturing Co.of Murataが新生産棟の建設に着工したと発表した。総投資額は建屋のみで約112億円。

 新生産棟は地上2階建て延床面積7万7,981m2。2025年9月末に完成する予定で、積層セラミックコンデンサを製造する。

FPD/PCB NEWS〜8月1日
 

東京学芸大、分子科学研究所、東北大学、長崎大学
CNTから生じる近赤外発光を広範囲・高選択的に波長制御する有機化学的方法を開発

 東京学芸大学の前田優教授、山田道夫准教授の研究グループは、分子科学研究所の江原正博教授、Zhao Pei助教、東北大学の笠井均教授、三ツ石方也教授、長崎大学のAnh T.N.Dao准教授と共同で、フッ素原子を置換したフルオロアルカンを用いた化学修飾によって波長選択的かつ最も長波長域に近赤外発光を発現させることに成功した。

 実験と理論化学のインタープレーにより、フッ素原子の利用と反応点を2つ組み込ませた反応試薬を用いることで化学修飾率や付加様式の制御を実現。結果としてカーボンナノチューブ(CNT)から生じる近赤外発光を長波長側へ波長制御できることを明らかにした。