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FPD/PCB NEWS〜6月30日
 

ソニー 研究開発拠点Sony Research Indiaを設立

 ソニーは、7月1日付でSony Research India Private Limitedを設立すると発表した。

 Sony Research Indiaは、R&Dセンターインドベンガルール研究所とムンバイ研究所から構成される。インドにおける研究開発能力と競争力の向上を図りながら、ソニーグループの持つエンタテインメントやエレクトロニクス事業とのさらなる連携を目指す。

FPD/PCB NEWS〜6月26日
 

Inter BEE 2020がオンライン開催に

 電子情報技術産業協会(JEITA)は11月18日(水)〜20日(金)に幕張メッセで開催予定だったメディア総合イベント「Inter BEE 2020」の通常開催を中止し、オンライン開催に変更すると発表した。詳細については、7月中旬に発表する予定。

FPD/PCB NEWS〜6月24日
 

日立化成 社名を昭和電工マテリアルズに変更

 日立化成は、10月1日より社名を「昭和電工マテリアルズ(英語名:(Showa Denko Materials)」に変更すると発表した。4月28日付で昭和電工の連結子会社となったことを受けた措置。

FPD/PCB NEWS〜6月23日
 

JOLED Samsung Electronicsらを有機ELDの特許権侵害で提訴

 JOLEDは、米国テキサス州西部地区連邦地方裁判所にSamsung Electronics、Samsung Display、Samsung Electronics Americaを有機ELディスプレイの特許権侵害に対する損害賠償等を請求する訴訟を提起したと発表した。また、ドイツ・マンハイム地方裁判所でもSamsung Electronicsとその現地法人を同様の特許権侵害差止等を請求する訴訟で提訴した。

 今回の訴訟はSamsung Electronicsらが米国内においてギャラクシーブランドのスマートフォン製品をJOLEDの許諾を受けずに使用、販売、販売依頼、輸入した行為がJOLEDの保有特許権を侵害しているとして損害賠償等を請求するもの。

FPD/PCB NEWS〜6月19日
 

SCREENと京都工芸繊維大 包括技術交流協定を締結

 SCREENホールディングスと京都工芸繊維大学(KIT)は18日、包括技術交流に関する協定を締結したと発表した。

 SCREENの従業員とKITの教員が積極的かつ有効的な技術の包括交流の促進により双方の研究・技術発展を図るため、@技術相談、技術調査および技術利用の実施、A技術情報および研究情報の提供、B人材の育成・交流の推進、C新事業、新製品の開発のための研究連携、に関して技術交流する。

FPD/PCB NEWS〜6月17日
 

京大 高純度スズ系ペロブスカイト半導体膜の作製法を確立

 京都大学、名古屋市立大学、京都大学の研究グループは、スズ系ペロブスカイト前駆体溶液中の4価のスズ不純物を系中で取り除く手法を開発した。これにより、優れた半導体特性を示す高純度スズ系ペロブスカイト半導体膜の作製法を確立したという。

FPD/PCB NEWS〜6月15日
 

三菱電機 2022年6月でTFT-LCDモジュール事業を終了

 三菱電機は、子会社のメルコ・ディスプレイ・テクノロジー(MDTI)におけるTFT-LCDモジュールの生産を2022年6月で終了しLCD事業を終息すると発表した。グローバルでの価格競争が想定以上に激化し、製品競争力の維持が困難な状況になったため。

FPD/PCB NEWS〜6月12日
 

JST 不必要な温度上昇を避け接合面だけを高精度溶融する技術を開発

 JSTは、研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)企業主導フェーズNexTEP-Aタイプの開発課題「ヒートシンク式レーザ溶着による電子デバイス精密接合装置」の開発結果を成功と認定した。国士舘大学の佐藤公俊准教授(開発当時:電気通信大学特任准教授)らの研究成果をもとに2016年9月から2019年12月にかけて清和光学製作所に委託して実用化開発を進めていたもの。

 熱源としてレーザーを用いることで溶着を高精度化するとともに、放熱体(ヒートシンク)を配置して部材表面と内部の不必要な温度上昇を避け、接合面だけを溶融させる技術を開発した。仕上がりの美しさ、精度、信頼性が求められる精密デバイスの樹脂筐体、医療用マイクロチップ、TFT-LCDなどの溶着組立に貢献すると期待される。

FPD/PCB NEWS〜6月11日
 

九大と熊本大 水素の合成や分解を担う3種類の天然ヒドロゲナーゼ酵素の構造をヒントに一つの触媒を開発

 九州大学と熊本大学の研究グループは、水素の合成や分解を担う3種類の天然ヒドロゲナーゼ酵素の構造をヒントに一つの新しい触媒を開発したと発表した。

 開発した触媒は同じ分子式で構造だけが異なる3種類の異性体によって、3種類のヒドロゲナーゼ酵素のように@燃料電池の水素電極の触媒、A水素製造の触媒、B化学工業の水素化の触媒として働くことを発見。この結果、次世代のエネルギー源である水素を効率よく利用する道を開いたとしている。

FPD/PCB NEWS〜6月9日
 

高エネ研、産総研、総合研究大学院大 結晶構造解析を自動化する手法を開発

 高エネルギー加速器研究機構(KEK)物質構造科学研究所量子ビーム連携研究センターの小野寛太准教授を中心とするKEKおよび総合研究大学院大学、産業技術総合研究所(産総研)の研究グループは、数理最適化の一手法であるブラックボックス最適化手法を用いて物質・材料研究に必要不可欠な粉末X線回折(PXRD)パターン解析を自動化・高効率化する手法を開発したと発表した。

 PXRD法は、物質・材料の機能と性質を支配する結晶構造の情報を得ることができる分析手法の一つ。その測定結果から結晶構造の情報を得るにはリートベルト精密化法が広く用いられるが、この方法には本来の目的である結晶構造情報以外にも多くのパラメータが含まれ、それらの調整に大きな労力が必要とされる。

 今回の研究では、このような状況が機械学習におけるハイパーパラメータ最適化問題と類似していることに着目し、この問題に対して有効なブラックボックス最適化手法をリートベルト精密化法に応用することにより、PXRDパターン解析を効率化する手法を開発した。この結果、熟練者を超えるフィッティング精度と解析速度が得られるだけでなく、熟練者がとる典型的な手順では到達できなかった結晶構造の候補を発見することにも成功した。

FPD/PCB NEWS〜6月5日
 

三菱ケミカルとNIMS 中国における赤色蛍光体特許訴訟で勝訴

 三菱ケミカルと物質・材料研究機構(NIMS)は、両者が共有する赤色蛍光体に関する中国特許(特許第ZL201110066517.7号)に対し中国企業2社が特許の無効を訴えていた行政訴訟で裁判所が訴えを退け、特許の有効性を支持する勝訴判決を得たと発表した。これにより原審と同様、特許の有効性が支持され勝訴が確定した。

 この赤色蛍光体は通称SCASNまたは1113蛍光体と呼ばれる窒化物系の蛍光体で、その輝度と信頼性からLED向けとして広く使用されている。特許はこの赤色蛍光体とそれを用いたLEDデバイスなどを広くカバーする基本特許で、今回の判決で両者の知的財産権の有効性が中国の司法により改めて支持されたことになる。

FPD/PCB NEWS〜6月3日
 

東大と産総研 励起状態にある電子構造を人工知能で予測する手法を開発

 東京大学と産業技術総合研究所(産総研)の研究グループは、励起状態にある電子構造を人工知能で予測する新手法を開発したと発表した。

 半導体設計、電池開発、触媒解析など物質開発の現場では、物質の構造を調べるためにスペクトルが日常的に測定される。例えば、X線や電子線を照射して物質中の電子を励起し、励起状態に応じて測定されるスペクトルを解析することにより、物質の原子配列と電子構造を調べる。しかし、測定されたスペクトルの意味を理解するにはコンピュータで励起状態を再現し、スペクトルを理論計算する必要があり、その大規模で複雑な計算には膨大な時間がかかる。

 研究グループは高速・高精度で励起状態を予測する手法を開発するため、まず酸化シリコンの結晶とアモルファスから励起状態と基底状態のスペクトルをそれぞれ約1,200個計算し、データベース化した。次に、このデータをもとに励起する前(基底状態)と励起した後(励起状態)の関係性をニューラルネットワークに学習させた。その結果、基底状態の情報を入力すると、励起状態の情報を高精度に出力する人工知能を構築することができた。

 この手法により、時間を要するスペクトルの理論計算を人工知能に置き換えることで従来よりも数百倍と大幅に高速化することに成功。また、励起状態に関する重要な知見が得られた。例えば、酸化シリコンの励起状態が酸化マグネシウムや酸化アルミニウムなどの酸化物の励起状態と類似していることや、結晶とアモルファスではその励起状態が異なることがわかった。