STELLA通信は潟Xテラ・コーポレーションが運営しています。

FPD/PCB NEWS〜1月31日

コニカミノルタとパイオニア 有機EL照明で合弁会社を設立 

 コニカミノルタとパイオニアは有機EL照明事業で戦略提携し、合弁会社「コニカミノルタパイオニアOLED」を設立すると発表した。

 合弁会社は両社が対等出資して5月に設立する予定。資本金は4.9億円。コニカミノルタのRoll to Roll方式のフレキシブルパネル製造装置・量産技術、パイオニアの有機ELパネル量産・市場導入実績を融合し、事業拡大を加速する。


三菱化学とパイオニア 有機EL照明事業での業務提携を解消

 三菱化学とパイオニアは、有機EL照明事業における業務提携を解消したと発表した。有機EL照明パネルの共同開発で塗布型パネルの量産出荷という一定の成果に達したことを踏まえ、業務提携を発展的に解消することにした。

 なお、これに関連してパイオニアはコニカミノルタと有機EL照明事業を合弁で行うと発表した。


FPD/PCB NEWS〜1月30日


日立化成 銅張積層板・プリプレグ・シールド板を値上げ

 日立化成は、2月1日出荷分より銅張積層板、プリプレグ、シールド板を値上げすると発表した。銅張積層板は15%、プリプレグは5%、シールド板は8%値上げする。


FPD/PCB NEWS〜1月26日


TI 0.33型フルHD DLP Picoチップセットをリリース

 Texas Instruments(TI)は、1080pプロジェクション・ディスプレイ向けとしてDLP Pico 0.33型フルHDチップセット「DLP3310」をリリースすると発表した。

 システムメーカーは、このチップセットを使うことによりモバイル・スマート・テレビ、バッテリ動作のピコ・プロジェクタ、スマート・ホーム・プロジェクション・ディスプレイ、デジタル・サイネージや産業用ソリューションをはじめとするコンパクトなポータブル・ディスプレイ・アプリケーションが設計できるという。


FPD/PCB NEWS〜1月25日


ジャパンディスプレイ プラスチック基板を用いたフレキシブル5.5型TFT-LCDを開発

 ジャパンディスプレイは、サブストレートにプラスチック基板を用いた5.5型Full-HD TFT-LCD「FULL ACTIVETM FLEX」を開発したと発表した。スマートフォン、ノートPC、車載製品向けとして2018年から量産を開始する予定。

 プラスチック基板を用いることにより超薄型化するとともに、柔軟性を活かし曲面形状が容易に実現できるようにした。さらに、低周波駆動技術を採用することにより、通常の60Hz駆動だけでなく、15Hzまでの低周波駆動にも対応するなど消費電力も削減した。


FPD/PCB NEWS〜1月23日


Samsung テレビ用TFT-LCDの供給に関しシャープなどに損害賠償請求

 シャープは、同社を含む3社がSamsung Electronicsよりテレビ用TFT-LCDの供給に関し仲裁を申し立てられたと発表した。

 Samsungはテレビ用TFT-LCDを商社を通して購入してきたが、パネル供給停止の通告を受けたとして、製造会社である堺ディスプレイプロダクト、商社、シャープの3社に対し4億29,00万USドルの損害賠償とパネル供給の履行を請求している。


FPD/PCB NEWS〜1月20日


ジャパンディスプレイ ワイドQuad HD TFT-LCDの量産を開始

 ジャパンディスプレイは、プレミアムモバイル端末向けとしてワイドQuad HD(1440×2560画素/WQHD)5型クラスTFT-LCD(Hi-Reso Display)の量産を開始したと発表した。

 従来の課題だった低周波30Hz時の表示ちらつきを構成材料の工夫により解決し、場面に応じてLCD駆動周波数を従来パネルで用いられていた60Hzから低周波である30Hzへ切り替えることにより、パネルの消費電力を低減。高精細化と低消費電力化という相反する要素を両立させた。また、独自のインセルタッチ第2世代Pixel Eyesによりさらなる狭額縁化や黒の表現力向上、濡れた手で触れても誤動作しにくいという特長も兼ね備える。輝度 は500cd/m2、色再現域はNTSC比96%、コントラストは1500:1となっている。


FPD/PCB NEWS〜1月19日


シライ電子工業 滋賀県野洲市の三上工場敷地内に新工場を建設

 シライ電子工業は、滋賀県野洲市にある三上工場敷地内に新工場を建設すると発表した。

 新工場は延床面積約3500m2で、カーエレクトロニクス用PCBを生産する。投資額は約15億7000万円で、2018年1月に完成する予定。


FPD/PCB NEWS〜1月18日


出光興産 スイスに有機EL材料開発会社を設立

 出光興産は、スイス連邦に有機EL材料開発会社「Idemitsu OLED Materials Europe AG」を設立すると発表した。

 同社は以前からBASFスイス社と有機EL材料の開発で技術交流しており、今回、BASF研究員を雇用し、バーゼルシュタット州に研究拠点を設立することにした。新会社の資本金は200万スイス・フラン(約2.3億円)で、出光が全額を出資する。

 なお、千葉県袖ケ浦市には電子材料開発センターがあり、今回の拠点は第二の開発拠点となる。


FPD/PCB NEWS〜1月17日


ジャパンディスプレイ 白山工場の新ラインで低温poly-Si TFT-LCDの量産を開始

 ジャパンディスプレイは、白山工場(石川県白山市)に新設した低温poly-Si TFT-LCD生産ラインの本格稼働を開始したと発表した。

 新ラインは第6世代(1500×1850mm)マザーガラスに対応。マザーガラス投入能力は2万5000枚/月で、ハイエンドのモバイル製品向けパネルを量産する。これにより、同社のトータル生産能力は20%アップする。


FPD/PCB NEWS〜1月16日


NBCメッシュテック 東レの高機能原糸を使用した精密印刷用メッシュクロスを開発

 NBCメッシュテックは、東レの高機能液晶ポリマー原糸を用いた高性能スクリーン印刷用メッシュクロス「V-SCREEN NEXT」を開発したと発表した。

 メッシュクロスを構成する原糸をφ20μmまで極細化。液晶ポリマーの特徴である高強度・高弾性率という特性を活かしつつ、従来品よりもさらに高精細化することにより、高印刷寸法精度や高印刷耐久性に加え、高精細印刷が可能となる。


FPD/PCB NEWS〜1月11日


東ソー 新規導電性高分子材料を開発

 東ソーは、高性能な新規導電性高分子材料「開発名:TS-CP90」を開発したと発表した。

 導電率200S/cmと世界トップを誇る自己ドープ型導電性高分子で、加工性・耐久性に優れる均一水溶液の形で供給する。すでに帯電防止フィルムやコンデンサ用途などで有効性が実証されているという。