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FPD/PCB NEWS〜3月31日


パナソニック PDP第5工場を売却し流通加工工場に

 パナソニックプラズマディスプレイは、PDP第5工場(兵庫県尼崎市)の土地所有者である兵庫県企業庁、尼崎市、関西電力、そして同工場の活用計画を立案したセンターポイント・ディベロップメントと工場建物を流通加工工場にすることで基本合意した。これにともない、工場建物を9月末までにセンターポイント・ディベロップメントに売却する。譲渡額は20億円。


FPD/PCB NEWS〜3月28日


パナソニック出光OLED照明 31日付けで解散

 パナソニック出光OLED照明は、3月31日をもって事業を終了すると発表した。当面は有機EL照明パネル市場の拡大が見込めないためで、設立から3年で解散することにした。なお、有機ELデバイスの研究開発はパナソニックで継続する。


FPD/PCB NEWS〜3月27日


JDI 世界最高解像度のモバイル用5.5型ワイドQHD TFT-LCDを量産出荷

  ジャパンディスプレイ(JDI)は、世界最高解像度のスマートフォン用5.5型WQHD TFT-LCD(1440×2560画素)の出荷を開始すると発表した。

解像度は538ppiで、低温poly-Si TFT-LCD技術により画素の開口率を高め、高透過率と低消費電力を両立した。輝度は450cd/m2、コントラストは1000:1、色再現性はNTSC比70%。


FPD/PCB NEWS〜3月26日


サンケン電気 CCFL事業から撤退

 サンケン電気は、CCFL(冷陰極蛍光放電管)事業から撤退すると発表した。メインアプリケーションであるLCD用バックライトの主流がLEDに移行するにともない、CCFL市場が縮小してきたためと説明している。


FPD/PCB NEWS〜3月24日


2月のTFT-LCD出荷金額は前年比15%減

 NPD DisplaySearchは、2月のTFT-LCD出荷金額が前月比4%減、前年同月比15%減の56億8800万ドルになったと発表した。大型パネルは前月比3%減、前年同月比13%減の49億700万ドル、中小型パネルは前月比10%減、前年同月比25%減の7億8100万ドル。

 メーカー別では、1位のLG Displayは前月比3%増、前年同月比14%減の17億200万ドルを出荷。2位のSamsung Displayが前月比9%減、前年同月比17%減の11億3900万ドル、3位のAU Optronicsが前月比11%減、前年同月比2%減の9億2800万ドルを出荷した。


FPD/PCB NEWS〜3月19日


三菱化学とパイオニア 塗布型発光層有機EL照明モジュールを量産出荷

 三菱化学とパイオニアは、塗布型発光層を用いた有機EL照明モジュールの量産出荷を開始したと発表した。

 量産出荷するモジュールは92.4o角(発光部76mm角)の電球色(色温度2870K)タイプで、従来の蒸着発光層デバイスに比べ製造コストを大幅に低減した。パイオニアの100%子会社であるパイオニアOLEDライティングデバイスが製造し、両社の合弁会社「MCパイオニアOLEDライティング」が販売する。


コニカミノルタ フレキシブル有機EL照明パネル工場を建設

 コニカミノルタは、コニカミノルタ甲府サイト(山梨県中央市)内に樹脂基板フレキシブル有機EL照明パネル工場を建設し、今秋より量産を開始すると発表した。

  世界初のRoll to Roll方式生産ラインを導入し、白色および調色機能付きフレキシブル有機EL照明パネルを量産する。月産能力は約100万枚で、工場は今夏に完成、今秋から量産を開始する。生産するパネルは150×60mm(t0.35o)と50×30mm(t0.29o)で、曲率半径10mmで曲げることができる。


2013年の中小型TFT-LCDシェアはJDIがトップに
 
  NPD DisplaySearchは、2013年における中小型TFT-LCDのメーカーシェアを発表した。それによると、数量シェアはChungwa Picture Tubes(CPT)が4億8921万6000枚を出荷しシェア14.3%でトップ。2位は3億9116万9000枚(11.5%)を出荷したInnolux、3位は3億8207万枚(11.2%)を出荷したHannStar Displayだった。

 一方、金額シェアはジャパンディスプレイ(JDI)が56億7000万ドルを出荷してシェア16.2%でトップ。2位はシャープ(15.1%)、3位はLG Display(14.2%)となっている。


FPD/PCB NEWS〜3月18日


東京エレクトロン 有機EL用IJ装置をリリース

 東京エレクトロンは、有機ELパネル製造用インクジェット(IJ)描画装置「Elius 2500」の受注を開始したと発表した。

 同社は2010年、セイコーエプソンと共同開発契約を締結。山梨事業所にIJ方式による有機ELパネルデモラインを設置し、製造技術を共同開発してきた。今回、第8世代基板対応装置を開発することに成功、これにともない受注活動を開始する。


FPD/PCB NEWS〜3月14日


リンテック CNTシートの実用化に向け米国に研究開発拠点を設立

 リンテックは、カーボンナノチューブ(CNT)をシート化する技術を確立するため、米国に新たな研究開発拠点を設立し量産技術の確立に着手すると発表した。

 リンテックはこれまでCNTの研究で世界をリードする米Texas大学とともに新規シート化技術の確立に向けた研究を重ねてきた。今回、同州に新たな研究開発拠点「Nano-Science & Technology Center (NSTC)」を設立。量産技術の確立を目指すことにした。

 両者が考案したシート化技術はこれまでとは異なる新しい手法で、シート化しても強度、導電性、熱伝導性といったCNTの優れた特性が損われないのが最大の特徴。従来手法で作製したシートの1/100〜1/10000と極めて薄いCNTシートを生成することができる。リンテックは3年後の実用化をにらみ、まずはサンプル供給できるよう、NSTCで量産技術の開発を進めていく。


FPD/PCB NEWS〜3月13日


JSR JSRマイクロテックの全株式を韓国ISCに譲渡

 JSRは、100%子会社であるJSRマイクロテックの全株式を3月末をもって韓国ISCに譲渡すると発表した。

 JSRマイクロテックは1988年に設立され、加圧導電ゴム「PCRR」を用いたPCBおよび半導体ICの検査用治具事業を展開してきた。ISCは韓国における半導体検査治具のトップメーカー。


FPD/PCB NEWS〜3月12日


HannStar 2月の売上高は前年比16.6%減

 HannStar Displayは、2月の売上高が前月比6.7%減、前年同月比16.6%減の17億6000万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前月比31.9%減の4万5000枚、中小型パネルが14.7%減の2566万9000枚。


FPD/PCB NEWS〜3月11日


Innolux 2月の売上高は前年比24.6%減

 Innoluxは、2月の売上高が前月比9.1%減、前年同月比24.6%減の248億6900万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前月比10.8%減の894万枚、中小型パネルが8.2%減の2293万7000枚。


FPD/PCB NEWS〜3月10日


AUO 2月の売上高は前年比1.6%増

 AU Optronics(AUO)は、2月の売上高が前月比10.8%減、前年同月比1.6%増の281億8100万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前月比6%減の919万枚、中小型パネルが27.8%減の873万枚。


FPD/PCB NEWS〜3月6日


パイオニア メーク用有機EL照明が資生堂の美容カウンセリング用照明に採用

 パイオニアは、メーク用有機EL照明「OLE−B01」が資生堂の「SHISEIDO THE GINZA(東京都中央区銀座)」の美容カウンセリング用照明に採用されたと発表した。

 資生堂ヘア&メーキャップアーティストの大久保紀子氏の監修により製品化された資生堂専用モデルで、自然光に極めて近い光に加え、オフィスやパーティーなど明るさと色を変えてさまざまな場面の光が再現できるため、シーンに合わせた的確なメークがサポートできるという。


FPD/PCB NEWS〜3月4日


コニカミノルタ 世界最高発光効率の白色有機EL照明パネルを開発

 コニカミノルタは、131lm/Wという世界最高発光効率を実現した白色有機EL照明パネルを開発したと発表した。

 独自開発した新規青色燐光発光材料によって内部量子効率を高めるとともに、内部光取り出し技術によって光取り出し効率を向上。従来の発光効率(103lm/W)を大幅に更新することに成功した。


FPD/PCB NEWS〜3月3日


2014年の4K対応テレビ用TFT-LCDはInnoluxがトップに

 NPD DisplaySearchは、2014年の4K対応テレビ用TFT-LCD出荷台数はInnoluxが800万台規模を出荷してトップになるとの予測を発表した。それによると、2位はAU Optronics(AUO)、3位はSamsung Display、4位はLG Displayと中国ChinaStarと予測している。