カネカ UDCから燐光有機ELデバイス技術のライセンスを取得

　カネカは、米Universal Display(UDC)と燐光材料を使用する有機ELデバイスに関する特許群の通常実施権許諾包括契約に締結した。今後、蛍光材料技術と組み合わせることにより高発光効率の有機EL照明パネルを投入する。

エプソン 電子ビューファインダー用0.38型高温poly-Si TFT-LCDを量産

　セイコーエプソンは電子ビューファインダー向けとして0.38型SVGA高温poly-Si TFT-LCD「ULTIMICRON（アルティミクロン）」を開発、量産を開始した。

　ULTIMICRONは、1枚のLCDパネルでフルカラー表示可能なマイクロディスプレイ。カラーフィルター方式によってカラー化するため、動きの速い被写体撮影や流し撮りの際に起こるカラーブレークアップ(色の残像)現象が発生しない。また、今回の新型パネルは従来品「L3F04S-80300(0.47型)」と同じ解像度ながら、画素の狭ピッチ化により0.38型にコンパクト化した。

AU Optronics 2013年売上高は前年比10％増に

　AU Optronics(AUO)は、2013年第4四半期の売上高が前四半期比4.1％減の1027億300万台湾ドルになったと発表した。この結果、2013年通年の売上高は前年比10％増の4163億6300万台湾ドルとなった。

LG Display 2013年第4四半期売上高は前年比19％減に

　LG Displayは、2013年第4四半期売上高が前年同期比19％減の7兆790億ウォンになったと発表した。アプリケーション別売上比率はテレビ用パネルが37％、モニター用パネルが17％、ノートPC用パネルが11％などとなっている。

日本電気硝子 中国にFPD用ガラス基板工場を建設

　日本電気硝子は、中国福建省にFPD用ガラス基板工場を建設すると発表した。投資額は約700億円で、2015年後半の稼働を目指している。

　今年上期に工場の運営会社「電気硝子有限公司」を設立する。資本金は250億円。新工場ではガラスの溶融・成形を行い、既存の上海、広州拠点でパネル用に加工する。この結果、中国における一貫生産体制が完成する。

2020年の携帯電話用FPDシェアは低温poly-Si TFT-LCDが主流に

　NPD DisplaySearchは、2020年の携帯電話用FPDシェア予測を発表した。それによると、アクティブマトリクス駆動有機Eは2013年のシェア35％から2020年に30％、a-Si TFT-LCDは27％から18％と減少するのに対し、低温poly-Si-TFT-LCDは37％から51％と過半を占めると予測している。

2013年12月のTFT-LCD出荷金額は前年比22％減

　NPD DisplaySearchは、2013年12月のTFT-LCD出荷金額が前月比7％減、前年同月比22％減の65億6600万ドルになったと発表した。大型パネルは前月比5％減、前年同月比20％減の56億1300万ドル、中小型パネルは前月比17％減、前年同月比29％減の9億5400万ドルとなった。

　メーカー別では、1位のLG Displayが前月比14％減、前年同月比26％減の20億2600万ドルを出荷.2位のSamsung Displayは前月比7％減、前年同月比20％減の11億9900万ドル、3位のAU Optronicsは前月比7％減、前年同月比1％増の11億1500万ドルを出荷した。

Corning Samsungとのガラス基板合弁会社の買収を完了

　米Corningは、Samsung Displayとの合弁会社「Samsung Corning Precision Materials(SCP)」の完全支配権を取得したと発表した。

　SamsungはSCPに43％出資していた。Corningは、Samsungに対し約19億ドルの新規転換権付き優先株を発行。また、Samsungは4億ドルの新規転換権付き優先株を購入し、Corningに追加投資した。

Innolux 2013年12月の売上高は前月比横バイ

　Innoluxは、2013年12月の売上高が前年同月比横バイ、前月比0.3％減の323億6900万台湾ドルになったと発表した。大型パネルの出荷枚数は前月比14.6％増の1206万9000枚、中小型パネルが12.6％減の3173万5000枚。この結果、2013年通年の売上高は前年比12.1％減の4227億2900万NTドルとなった。

ジャパンディスプレイ メモリーインピクセル反射型低温poly-Si TFT-LCDの量産を開始

　ジャパンディスプレイは、メモリーインピクセル(MIP)反射型低温poly-Si TFT-LCDの量産出荷を開始した。

　 MIPは画素に組み込まれているメモリー。画像情報を保持するため、静止画の場合、一度書き込みをすれば後はそのデータを保持する。このため、超低消費電力での画像表示が可能になる。

　まずリリースするのは丸型の0.99型パネル(180×180画素)と通常型の1.39型パネル(205×148画素)で、液晶モードはECB方式を採用。反射率は32％、コントラストは20:1。消費電力は静止画で0.13 mW、1Hz動画で0.16mWに抑えた。

AU Optronics 2013年12月の売上高は前年比4.2％増に
　
　 AU Optronicsは、2013年12月の売上高が前年比4.2％増、前月比5.7％減の333億9900万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前月比1.6％減の1034万枚、中小型パネルが6.9％減の1279万枚。

CPT 2013年12月の売上高は前年比9％減

　Chunghwa Picture Tubes(CPT)は、2013年12月の売上高が前年同月比21.7％増、前月比9％減の49億3100万NTドルなったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前月比43.6％増の9万3000枚、中小型パネルが12.2％減の3936万4000枚。この結果、2013年通年の売上高は前年比21.5％増の586億6000万NTドルとなった。

住友金属鉱山 COF事業から撤退
　
　 住友金属鉱山は、COF(Chip on film)事業から撤退すると発表した。

　子会社を通してCOFメーカー「台湾住鉱電子」の株式70％を保有しているが、3月末にその全株式を台湾住鉱電子の株式30％を保有する長華電材に譲渡する。