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FPD/PCB NEWS〜12月26日


三菱化学 三菱商事から日本化成の株式を取得

 三菱化学は連結子会社である日本化成との連携を強化するため、三菱商事から日本化成の株式を取得したと発表した。この結果、三菱化学の保有株式比率は52.82%から64.96%にアップした。


FPD/PCB NEWS〜12月25日


11月のTFT-LCD出荷金額は前年比18%減

 NPD DisplaySearchは、11月のTFT-LCD出荷金額が前月比1%増、前年同月比18%減の70億4000万ドルになったと発表した。大型パネルは前年同月比18%減の58億9500万ドル、中小型パネルは前年同月比19%減の11億4400万ドル。

 メーカー別では、LG Displayが前月比9%増、前年同月比9%減の23億5600万ドルを出荷してトップ。2位は前月比1%減、前年同月比28%減の12億8400万ドルを出荷したSamsung Display、3位は前月比5%増、前年同月比4%増の12億200万ドルを出荷したAU Optronicsとなっている。


産総研 SWCNT製造技術を名城ナノカーボンに技術移転
生産速度を従来比100倍にアップ

 産業技術総合研究所(産総研)は、単層カーボンナノチューブ(SWCMNT)の製造技術(eDIPS法)を名城ナノカーボンに技術移転し、eDIPS法によるSWCMNT工業生産プラントを共同開発し量産性を実証したと発表した。

 工業生産プラントでは、これまで名城ナノカーボンが製造してきた高品質CNTの製造に比べ100倍のスピードアップを実現。名城ナノカーボンは、国産としては初めてCVD法で合成したSWCNTを製品化する予定。


FPD/PCB NEWS〜12月24日


3MとCambrios Agナノワイヤフィルムで提携

  米3Mは、Agナノワイヤフィルム「3M Patterned Silver Nanowire Film」に関して米Cambrios Technologiesと提携したと発表した。3Mはこの製品を含むタッチセンサー用フィルムを月産60万m2で量産する。

 Silver Nanowire Touch Sensor Filmは3MのPETフィルムにCambriosのAgナノワイヤインクを形成したもので、透過率は89%以上、シート抵抗値は45〜100Ω/□を目指している。また、46型クラスの大型パネルにも対応できる。


FPD/PCB NEWS〜12月20日


LG DisplayとLG Electronics 曲面型の105型液晶テレビを開発

  LG DisplayとLG Electronicsは、曲面型の105型液晶テレビを共同開発した。2014年1月7日〜10日、米ラスベガスで開催される「CES 2014」に展示する。

 解像度はフルHDの5倍を超える1100万画素(5120×2160)で、曲面化によりどこからでも同じ高画質を提供。また、画面の歪みを最小限に抑制することにより、臨場感を高めた。
  さらに、映画製作に使用するシネマスコープの21:9のアスペクト比を採用。16:9画面のテレビ放送を視聴する際は残りの5:9の領域に放送情報や外部機器の接続情報などを表すことができる。


FPD/PCB NEWS〜12月18日


シャープ NTSC比290%のLCDバックライト用LEDを開発

 シャープは、NTSC比290%を実現したLCDバックライト用LEDデバイス「GM4BN4B3S0A/GM4BN6B3S0A/GM5FQ0BH20A/GM5F20BH20C」を発売すると発表した。

 青色LEDチップと赤色・緑色蛍光体を組み合わせた白色発光デバイスで、蛍光体材料を見直すとともに各色の配合割合を最適化し、輝度低下を抑制しながら色再現性を従来に比べ8%高めた。

 M4BN4B3S0A/GM4BN6B3S0Aは中小型LCD用のサイドライト型、GM5FQ0BH20Aは大型LCD用のサイドライト型、GM5F20BH20Cは大型LCD用の直下型。12月24日からサンプル価格40円でサンプル出荷する。量産は2014年4月を計画している。


FPD/PCB NEWS〜12月13日


シャープと三洋電機 TFT-LCD関連特許訴訟で和解しライセンス契約

 シャープと三洋電機は、2011年1月に三洋電機がシャープを相手取って提起していたTFT-LCD関連特許にともなう損害賠償請求および侵害行為差止請求訴訟に関して和解が成立し、特許ライセンス契約を締結することで合意した。

 三洋電機が訴訟を取り下げる代わりに、シャープは三洋電機に特許権のライセンス対価として38億円を支払う。


FPD/PCB NEWS〜12月12日


AUO 11月の売上高は前年比4.5%増

 AU Optronics(AUO)は、11月の売上高が前月比4.4%増、前年同月比4.5%増の354億1200万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前月比12.7%増の1050万枚、中小型パネルが6.3%減の1374万枚。


FPD/PCB NEWS〜12月11日


三菱樹脂 中国無錫にPETフィルム加工製品の製造・販売子会社を設立

三菱樹脂は中国で液晶テレビの偏光板向けリリースフィルムを生産・供給するため、江蘇省無錫市に光学用PETフィルム加工製品製造・販売子会社「三菱樹脂光学フィルム(無錫)(MPFW)」を設立した。約20億円を投じてPETフィルムのコーティングラインを導入し、2015年4月に稼働を開始する予定。

 資本金は13億円で、三菱樹脂が全額を出資。新会社はPETフィルム(原反)にシリコンを塗布した偏光板けリリースフィルム(離型フィルム)などを中国の偏光板メーカーに供給する。


FPD/PCB NEWS〜12月9日


CPT 11月の売上高は前年比25%増

 Chunghwa Picture Tubes(CPT)は、11月の売上高が前年同月比24.5%増、前月比6.4%増の54億2000万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCD出荷枚数は大型パネルが前年同月比30.7%減、前月比0.6%増の16万5000枚、中小型パネルが前年同月比15.8%増、前月比5.1%増の4483万9000枚。


FPD/PCB NEWS〜12月6日


日立ハイテク 中国蘇州の新工場を稼働

 日立ハイテクノロジーズは、中国蘇州市に建設していた新工場が完成し稼働を開始したと発表した。これにともない、100%製造子会社である日立儀器(蘇州)有限公司(HIS)が同工場へ移転した。投資額は約12億円。

 HISの新工場は旧工場から約10km離れた蘇州市内の工業区域に位置。地上3階建てで、建築延面積は旧工場の約2.5倍に当たる2万m2。医用分析装置・電子顕微鏡のユニット組立職場、特殊洗浄液・試薬製造職場、部品の受入検査スペース・倉庫、機械加工職場で構成され、旧工場で生産してきた医用分析装置・電子顕微鏡のユニット組立や医用分析装置の消耗品などの生産能力を増強する。


FPD/PCB NEWS〜12月3日


三菱電機 タッチパネル搭載の産業用TFT-LCD2機種を発売

 三菱電機は、産業用TFT-LCDモジュール「DIAFINE」の新製品として投影型静電容量方式タッチパネルを搭載した8.4型XGA/10.4型SVGAパネルの2機種を発売すると発表した。工作機械の操作盤、医療、計測器などの用途向けで、手袋をはめたまま操作することができる。

 TFT-LCDモジュールに加え、タッチパネル、コントロール基板、ドライバソフトウェアを含めたワンパッケージで提供。組立一貫生産により高い信頼性を確保した。また、屋外など明るい環境でも高い視認性を実現するグラスボンディング、保護ガラスへの強化処理、防汚処理などさまざまなオプション加工処理にも対応する。さらに、独自の検出制御処理技術により厚さ2.8oまでの保護ガラス越しに手袋をつけたまま指先によるピンチイン・ピンチアウト・フリック動作など直感的な操作を実現した。


田中貴金属、ニューロング精密、太陽化学 サブミクロンAu粒子の微細複合パターン印刷技術を開発

 田中貴金属工業、ニューロング精密工業、太陽化学工業は、サブミクロンサイズのAu粒子を用いた低温接合材料「AuRoFUSE」による微細複合パターンをスクリーン印刷によって一括形成できる技術を共同開発した。AuRoFUSE、スクリーン印刷機、スクリーンマスク技術をユーザーに提供するほか、技術コンサルティングやサンプル試作支援も行う。

 接合面の段差吸収に優れた高耐熱で低抵抗の電極接合や封止枠用途の微細複合パターンをシリコンウェハーや基板のAu配線上に印刷することができる。印刷した封止枠は、200℃の熱圧着接合で組織を緻密化することにより気密封止が可能。高精細スクリーン印刷によってパターン形成できるため、従来のようにめっき、蒸着、スパッタなどの複数工程を組み合わせる必要がなく、加工処理を削減することができる。