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FPD/PCB NEWS〜11月29日


パナソニック 樹脂多層基板/薄型・高密度配線板の生産から撤退

  パナソニックは、オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)の回路基板事業のうち樹脂多層基板(ALIVH)事業および三洋電機の薄型・高密度配線板(ISB)事業を停止すると発表した。

 国内では三重県松阪市(ALIVH事業)および群馬県邑楽郡大泉町(ISB事業)の各拠点で2013年度末から2014年度中をメドに順次生産を終了する。また、ベトナム、台湾の海外2拠点のこれら事業についても2014年度中に生産を終了する予定。


FPD/PCB NEWS〜11月28日


JX日鉱日石金属 台湾のスパッタリングターゲット工場が完成

 JX日鉱日石金属は、子会社である台湾日鑛金属が台湾桃園縣龍潭に建設していたFPD/半導体用スパッタリングターゲット工場「龍潭新工場」が完成したと発表した。12月から操業を開始する。

 敷地面積は将来の拡張用地を含め約3万m2。これまで八徳工場で製造していたFPD用スパッタリングターゲットに加え、新たに半導体用スパッタリングターゲットの下工程・検査設備を導入し、製造、営業、技術サービスまで一体運営できるようにした。


FPD/PCB NEWS〜11月26日


10月のTFT-LCD出荷金額は前年比19%減

 NPD DisplaySearchは、10月のTFT-LCD出荷金額が前月比横ばい、前年同月比19%減の69億3800万ドルになったと発表した。このうち大型パネルは前月比2%減、前年同月比21%減の56億7800万ドル、中小型パネルは前月比10%増、前年同月比9%減の12億6000万ドル。

 メーカー別では、1位のLG Displayが前月比9%増、前年同月比19%減の21億5600万ドルを出荷。2位の韓国Samsung Displayは12億9400万ドル、3位のAU Optronicsは11億4600万ドルを出荷した。


FPD/PCB NEWS〜11月21日


シャープ 中国メーカーにスマートフォン用IGZO-TFT-LCDを供給

 シャープは、中国の通信機器大手ZTEにスマートフォン用4.7型IGZO-TFT-LCDを供給する。

 同社がIGZO-TFT-LCDを外販するのは初めてで、近く亀山第2工場(三重県亀山市)でZTE向けパネルの生産を開始する。


FPD/PCB NEWS〜11月19日


トッパン・フォームズ 80℃で焼成可能な銀塩インクを開発

 トッパン・フォームズは、80℃という低温で焼成して回路パターンが形成できる印刷用銀塩インクを開発したと発表した。

 80℃で3分間焼成することにより比抵抗6μΩ・cm以下を実現。さらに、高温焼成すれば比抵抗を3μΩ・cm以下にすることもできる。この結果、ポリカーボネート系樹脂をはじめとする電子機器の筐体に使用されるほぼすべての樹脂材料の配線をダイレクト印刷することができる。


FPD/PCB NEWS〜11月14日


2013年の大型TFT-LCD市場は台数・金額ともマイナス成長に

 NPD DisplaySearchは、2013年の大型TFT-LCD市場は出荷台数・金額ともマイナス成長になるという予測を発表した。第4四半期の出荷枚数がメーカー目標より1300万枚少ない1億6600万枚になると予測。この結果、2013年通年では出荷枚数が前年比10%減の6億7940万枚、出荷金額が12%減の734億ドルになると予想している。


FPD/PCB NEWS〜11月12日


三菱化学とパイオニア 有機EL照明パネルが六本木ヒルズのクリスマスイルミネーションに採用


  三菱化学とパイオニアは、合弁会社であるMCパイオニアOLEDライティングを通して販売している有機EL照明パネル「VELVE」が六本木ヒルズのクリスマスツリーに採用されたと発表した。

 六本木ヒルズのクリスマスイルミネーション“Roppongi Hills 10th Anniversary Christmas”に設けたクリスマスツリーに14p角と7p角それぞれ108枚の計216枚を設置。VELVEに防雨処理を施したことにより、有機EL照明を屋外で長時間使用できるようにした。


FPD/PCB NEWS〜11月11日


AUO 10月の売上高は前年比1.4%増

 AU Optronics(AUO)は、10月の売上高が前月比8.1%減、前年同月比1.4%増の339億2200万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前月比7.3%減の932万枚、中小型パネルが1.8%減の1466万枚。


凸版印刷 高性能なCuタッチパネルモジュールを量産

 凸版印刷は、静電容量型タッチパネル向けとして超微細Cu配線パターンを形成したタッチパネルモジュールを開発した。パソコンやタブレット端末などの10〜27型クラスをターゲットに出荷を開始する。

 開発したCuタッチパネルモジュールはCu配線線幅をウェットエッチング法により3μmにファイン化するとともに、配線を黒化処理することにより視認性を向上。フィルム基材のためガラス基板に比べ大幅な軽量化も実現した。


FPD/PCB NEWS〜11月8日


シャープ 増資額が1365億円で確定

 シャープは、公募増資と、LIXIL、マキタ、デンソーの出資による資本増強額が総額1365億円で確定したと発表した。当初見込みを約300億円下回ったが、6月末で6%に低下した連結自己資本比率は約12%まで回復する見込み。


CPT 10月の売上高は前年比19%増に

  Chunghwa Picture Tubes(CPT)は、10月の売上高が前年同月比19.1%増、前月比1.5%増の50億9300万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが16万4000枚、中小型パネルが4266万1000枚。


FPD/PCB NEWS〜11月6日


AUO 第3四半期売上高は前年比4.2%増

  AU Optronics(AUO)は、第3四半期(7〜9月)の売上高が前年同期比4.2%増、第2四半期比4.7%減の1070億8100万台湾ドルになったと発表した。ディスプレイ事業の売上高は前年比2.9%増、第2四半期比4.9%減の1027億4800万NTドル。

 用途別売上比率はテレビ用パネルが44%、モニター用パネルが15%、モバイルPC用パネルが17%、コンシューマー用パネルが18%。出荷枚数は大型パネルが前年比11.7%減、第2四半期比3.9%減の2930万枚、中小型パネルが前年比4.5%増、第2四半期比20.5%増の4410万枚となった。


FPD/PCB NEWS〜11月1日


アルバック 光学式プロセスモニタを発売

 アルバックは、さまざまなプラズマプロセスに使用できる光学式プロセスモニター「Optius」を発売すると発表した。

 Optiusは、スパッタリング装置やエッチング装置など豊富な経験や実績をもとに開発。反応性スパッタリングでの遷移モード制御をはじめ、エッチングでのエンドポイント判定、CVDでのクリーニング初期化確認、プロセス中の不純物監視など多様なプラズマプロセスに対応できる。

 価格は230万円より(受光ユニット含む)。初年度は20台の販売を見込んでいる。