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FPD/PCB NEWS〜2月28日


Corning 中国BeijingでTFT-LCD用ガラス工場が完成

 米Corningは、中国Beijingの経済技術開発地区でTFT-LCD用ガラス基板工場の竣工式を行った。中国では二つ目のTFT-LCD用ガラス基板工場で、第8.5世代までのガラス基板を生産・加工する。


FPD/PCB NEWS〜2月26日


LG Display 有機ELテレビ用第8世代製造ラインを導入
 
  LG Displayは2013年2月15日、テレビ用有機ELディスプレイを量産するため、坡州(Paju)市のP9工場に第8世代マザーガラス対応生産ライン(220×2500o)を導入すると発表した。投資額は7060億ウォン。

 新ラインでは白色+カラーフィルター方式パネルを生産。マザーガラス投入能力は2万6000枚で/月で、2014年前半からの量産開始を予定している。


FPD/PCB NEWS〜2月22日


1月のTFT-LCD出荷金額は前年比15%増

 NPD DisplaySearchは、1月のTFT-LCD出荷金額が前年同月比15%増、前月比16%減の70億ドルになったと発表した。アプリケーション別出荷枚数はテレビ用パネルが前年同月比25%増の1900万枚、モニタ用パネルが7%減の1290万枚、モバイルPC用パネルが2%減の1990万枚。


FPD/PCB NEWS〜2月18日


京セラ 京都にFCCSP基板の第2工場を建設

 京セラは、100%子会社の高密度PCB専業メーカーである京セラSLCテクノロジー(KST)が京都府綾部市の敷地内に第2工場を建設すると発表した。

 第2工場は地上2階建て延床面積2万4260m2。スマートフォンやタブレット端末向けのFCCSP基板(フリップチップ・チップスケールパッケージ基板)を生産する。5月に着工し、12月に完成する予定で、2014年夏の操業開始を目指している。


FPD/PCB NEWS〜2月14日


理研と岡山大学 有機蛍光色素「ABPX」の発光メカニズムを解明


▲ABPXの溶液中並びに固体における分子構造と発色、蛍光の様子

 理化学研究所(理研)と岡山大学は、溶液と固体の両方の状態で蛍光を発する有機蛍光色素「アミノベンゾピラノキサンテン系(ABPX)色素」の発光メカニズムを解明したと発表した。ABPXが複数の分子構造へ瞬時に変化することにより、カラフルな蛍光や発色を示すという。

 研究グループは2010年、色素分子の凝集によって蛍光が増大する有機系蛍光性色素ABPXを開発。今回、ABPXの詳細な発光メカニズムを解明するため、分子構造と光物性の関連性を実験・理論の両面から詳細に解析した。その結果、固体状態のABPXは塩化物イオンなどの陰イオンとイオンペアを形成することにより、紫外線を照射すると赤色から近赤外域に蛍光を発する一方、溶液中では水素イオンの影響により複数の分子構造へ瞬時に変化しカラフルな蛍光と発色を示すことがわかった。

 ABPXは従来の有機蛍光色素に比べアルコールなどの扱いやすい溶媒に溶けやすく、また凝集した固体状態でも蛍光・発色する。つまり、液体と固体の両状態で利用できるため、加工性に優れ大面積化も容易である。このため、有機太陽電池、有機発光デバイス、光センサーなどへの応用が期待できるとしている。


FPD/PCB NEWS〜2月13日


日立金属と日立電線 7月1日付けで合併

 日立金属と日立電線は、7月1日付けで経営統合し合併すると発表した。日立金属が存続会社となり、日立電線は6月26日付けで上場を廃止する。


FPD/PCB NEWS〜2月12日


京セラ LCD関連事業を京セラディスプレイに承継

 京セラは4月1日付でLCD関連事業を会社分割し、連結子会社でLCD専業メーカーである京セラディスプレイ(KYD)に承継すると発表した。

 KYDはおもに車載機器用LCD事業を展開。一方、京セラのLCD関連事業ではおもに産業機器用LCDを生産・販売してきた。今回の事業再編は、グループ内のLCD関連事業をKYDに集約することにより、開発、製造、販売体制を一体化するのが狙い。

 これに関連し、KYDは100%出資子会社である京セラディスプレイ広島を吸収合併するとともに、本社所在地を東京都荒川区から滋賀県野洲市(京セラ滋賀野洲工場所在地)に移転。さらなる効率的かつ一体感のある体制を構築する。


AUO 1月の売上高は前年比31.7%増

 AU Optronics(AUO)は、1月の売上高が前月比10.8%減、前年同月比31.7%増の285億9500万台湾ドルになったと発表した。TFT-LCDの出荷枚数は大型パネルが前月比18.2%減の849万枚、中小型パネルが13.8%減の901万枚。


FPD/PCB NEWS〜2月8日


三菱化学 日本合成化学の株式1000万株を追加取得

 三菱化学は、日本合成化学工業の株式1000万株を追加取得したと発表した。発行済み株式の10.3%に当たり、この結果、トータルの保有株式比率は51%となった。


FPD/PCB NEWS〜2月6日


パイオニア 米沢事業所内に有機EL照明パネル生産会社を設立

 パイオニアは、東北パイオニア 米沢事業所内に有機EL照明パネルの開発・生産会社「パイオニアOLEDライティングデバイス」を設立した。

 資本金は2億円で、パイオニアが全額を出資。代表取締役社長には猪鼻治行氏が就任した。新会社はパイオニアと三菱化学が共同開発した塗布型有機ELパネルの量産を目指しており、2014年の本格事業化に向けて研究開発を加速させる。


FPD/PCB NEWS〜2月5日


東洋紡 虹むらを解消したポリエステルフィルムを開発


▲パネル視認性の比較画像

 東洋紡と慶應義塾大学の小池康博教授は、ポリエステルを原料にした虹むらを解消する超複屈折フィルム「コスモシャイン」を共同開発した。バックライト部材用のベースフィルムに加え、LCDユニット用の部材への採用が見込まれるという。

 コスモシャインはLCDに使用される部材では等方性(複屈折=0)の部材しか使用できないとされてきた常識を覆す新しいフィルムで、@延伸フィルムでありながら複屈折による着色(虹むら)を解消、A液晶から発せられる光をより自然光に近い状態へ変換(偏光解消)、Bさまざまな素材との優れた接着性を有する、といった特徴がある。

 同社は昨年、フィルムの主力工場の一つである犬山工場の1ラインを改修、量産体制を整えた。月産能力は約1000万m2で、2015年に売上高150億円を目指す。


FPD/PCB NEWS〜2月1日


LG Display 2012年通年の売上高は前年比21%増に

 LG Displayは、2012年第4四半期の売上高が前年同期比32.3%増の8兆7430億ウォンになったと発表した。アプリケーション別売上比率はテレビ用パネルが43%、モニター用パネルが16%、ノートPC用パネルが10%。

 この結果、2012年通年の売上高は前年比21.2%増の29兆4300億ウォン、当期利益は2360億ウォンとなり、前年の赤字から黒字に転じた。