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FPD/PCB NEWS〜1月31日


ルネサスエレクトロニクス 大型FPD用ドライバIC事業から撤退

 ルネサスエレクトロニクスは、大型FPD用ドライバIC事業から撤退すると発表した。3月末で大型FPD用ドライバICの開発を停止。量産中の製品は2013年3月末で生産を停止する予定。

 なお、連結子会社であるルネサスエスピードライバはこれまで通り中小型FPD用ドライバICを生産する。


FPD/PCB NEWS〜1月30日


LG Display 2011年業績は7880億ウォンの赤字に

 LG Displayは、2011年第4四半期の売上高が前年同期比2.0%増の6兆6100億ウォンになったと発表した。出荷面積は前4四半期比3.9%増の841万4000m2

 アプリケーション別売上比率はテレビ用パネルが47%、モニター用パネルが20%、ノートPC用パネルが13%。

 この結果、2011年通年の売上高は前年比4.8%減の24兆2910億ウォンで、7880億ウォンの赤字となった。


FPD/PCB NEWS〜1月26日


安川電機 本社事業所のロボット生産設備を再編・増強

 安川電機は、本社事業所(北九州市八幡西区)内のロボット生産設備を再編・増強すると発表した。

 半導体、FPD、バイオメディカル用クリーンロボットを増産するため、敷地内に地上3階建て延床面積約1万7000m2の最新鋭ロボット工場を建設。また、ロボット信頼性センターを拡張する。これらは2013年夏に稼働する予定で、この結果、国内のトータル月産能力は3000台にアップする。また、自動化・IT化を強化することにより、既存工場も生産性を30%高める。これら一連の総投資額は約100億円。


FPD/PCB NEWS〜1月23日


2011年12月のTFT-LCD市場は前年同月比7%減

 DisplaySearchは、2011年12月のTFT-LCD出荷金額が前年同月比7%減、前月比9%減の68億ドルになったと発表した。出荷枚数はテレビ用パネルが前年同月比10%減、前月比14%減の1700万枚、モニター用パネルが前年同月比7%減、前月比1%増の1630万枚、ノートPC用パネルが前年同月比3%増、前月比7%増の2240万枚。


FPD/PCB NEWS〜1月20日


IMECとHolst Centre フレキシブル有機ELD研究プログラムをスタート

 ベルギーのIMECと蘭Holst Centreは、次世代のフレキシブル有機ELディスプレイの研究プログラムを開始すると発表した。研究プログラムでは、まずフレキシブルアクティブマトリクス有機ELDの量産技術を開発する。


FPD/PCB NEWS〜1月18日


Samsung Electronics 透明タイプの46型TFT-LCDを量産

 Samsung Electronicsは、透明タイプの46型TFT-LCD(1366×768画素)を量産すると発表した。同時に、22型TFT-LCDの量産も開始する。


三菱ガス化学 タイに銅張積層板・プリプレグ生産子会社を設立

 三菱ガス化学株は、タイに銅張積層板・プリプレグ生産子会社を設立した。

 5月に工場の建設に着工、2013年4月に完成する予定。試作・サンプル評価を経て、同年末の商業運転開始を予定している。


FPD/PCB NEWS〜1月17日


田中貴金属 世界初のUV硬化型ナノAgインクをリリース


▲Agインクをフレキソ印刷した電子回路

 田中貴金属工業は世界で初めて紫外線(UV)照射のみで硬化するナノAgインクを開発、1月18日より発売すると発表した。太陽電池、有機EL照明デバイス、タッチパネルディスプレイ、電子ブック、RFID(無線自動識別)タグなど幅広い製品の電子回路への適用を見込んでいる。

 ナノAg粒子に含有させる樹脂と反応開始剤の組成と配合を最適化。基板上に印刷した後、UV光を約0.3秒照射することにより室温でも瞬時に硬化するようにした。電気抵抗率は膜厚5μmで10-3Ω・cmと、一般的に使われている導電性材料と同レベルの低抵抗配線が形成できる。この結果、ガラス基板はもちろんのこと、ポリ塩化ビニルフィルム(PVCフィルム)やPETフィルムといったフレキシブルサブストレートにも使用できる。

 今回販売するAgインクは計3種類で、もちろんユーザーは製造装置や用途に応じて材料を選定できる。


FPD/PCB NEWS〜1月12日


三菱電機 LVDSインターフェース対応の産業用8.4型/10.4型VGA TFT-LCDを発売


 三菱電機は、産業機器向けとしてLVDS(Low Voltage Differential Signaling)インターフェース対応の8.4型/10.4型VGA TFT-LCDを発売する。サンプル価格は8.4型が6万円、10.4型が6万5000円。

 どちらもバックライトには寿命10万時間の白色LEDを使用。LEDドライバ回路の内蔵により、最終製品のコスト削減と小型化を容易にした。また、LVDSインターフェース対応により最終製品のインターフェース統一をしやすくした。さらに、輝度は800cd/m2、コントラストは800:1、視野角は上下140°、左右160°とハイスペックを確保した。


FPD/PCB NEWS〜1月11日


パナソニック 20.4型4K2K TFT-LCDを開発

 パナソニックは、4K2Kディスプレイとしては世界最小に当たる20.4型TFT-LCD(3840×2160画素)を開発した。

 業界最高レベルを誇るIPSαパネルの透過率を従来に比べ約2倍に高めた超高開口率画素構造を開発。高精細化によって生じる電界影響を大幅に低減した。この結果、4K2Kの超高精細表示を世界最小の20.4型(216ppi)で実現した。

 また、新たなプロセス技術により、TFT基板に平行な面で回転する液晶分子の配向性を改善。斜め方向の視野角特性も大幅に高めた。

 厚さは3.5mmと世界最薄クラスで、輝度は450cd/m2、色再現性はNTSC比70%となっている。


Qualcomm MEMS 中国メーカーがMEMディスプレイを電子書籍端末に採用

 米Qualcomm MEMS Technologiesは、独自のMEMSディスプレイ(mirasolディスプレイ)が中国Shanghai Nutshell Electronicの電子書籍端末「Bambook Sunflower」に採用されたと発表した。搭載されるのは5.7型XGAパネル。近く中国国内で出荷されるという。


FPD/PCB NEWS〜1月10日


ソニー LED光源を用いた自発光ディスプレイを開発


 ソニーは次世代の自発光ディスプレイ「Crystal LED Display」を開発、米ラスベガスで開かれる「2012 International CES」に55型フルHDディスプレイを参考出展すると発表した。

 微細なRGB-LEDを画素数分配置した自発光ディスプレイで、RGB-LED光源を直接ディスプレイの前面に配列し、光の利用効率を高めた。試作パネルは輝度400cd/m2、視野角180度、色再現性100%以上(NTSC比)、消費電力70W以下とハイスペックをマーク。TFT-LCDに比べ明室コントラストは約3.5倍、色再現領域は約1.4倍、動画応答速度は約10倍で、業務用から民生用まで幅広いアプリケーションを想定している。


FPD/PCB NEWS〜1月6日


Wintek 2011年の売上高は前年比44.6%増

 Wintekは、2011年12月の売上高が前月比7.4%増、前年同月比34%増の105億5625万台湾ドルになったと発表した。これにより、2011年通期の売上高は前年比44.6%増の937億6632万台湾ドルとなった。