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FPD/PCB NEWS〜10月29日
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発 YKK APは、入居する「谷町YFビル(大阪市)」でガラス型ペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電(BIPV:Building Integrated Photovoltaics)の内窓を系統連系した実装検証を開始したと発表した。実用化・事業化に一段階近づく実装検証として、谷町YFビルの6・7階の執務エリアに設置されていた既存の内窓を取り外し、新たにBIPV内窓を設置する工事を行い、系統連系まで実施する。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月28日
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早大と桐蔭横浜大 近赤外光も利用可能なアップコンバージョン型ペロブスカイト太陽電池を開発 早稲田大学理工学術院の石井あゆみ准教授、桐蔭横浜大学医用工学部の宮坂力特任教授らの研究グループは、微弱な近赤外光を吸収できる有機色素を希土類系ナノ粒子に固定化し、その光をアップコンバージョンにより可視光へ変換する技術を開発した。さらに、このナノ粒子をペロブスカイト太陽電池に組み込むことで、従来の鉛系ペロブスカイト素子では利用できなかった近赤外光を電気に変換することに成功した。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月27日
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NEDOと北陸先端科学技術大学院大 産学連携に関する覚書を締結 NEDOと国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)は、相互協力の覚書を締結した。産学連携を見据えた研究者と企業などとのマッチング支援や、スタートアップ支援人材の育成などに連携して取り組む予定。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月23日
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早大 機械学習を用いて有機分子の結晶構造予測における探索空間を絞り込む手法を開発 早稲田大学データ科学センターの谷口卓也准教授、同大学大学院先進理工学研究科一貫制博士課程3年の深澤亮らの研究グループは、機械学習を使って有機分子の結晶構造予測の成功率を向上させることに成功した。機械学習を用いて有望な結晶構造の候補を効率的に絞り込み、ニューラルネットワークポテンシャルで高速に構造を最適化する結晶構造予測ワークフロー「SPaDe-CSP」を開発。20種類の有機結晶に適用した結果、有機分子の結晶構造を80%という高い成功率で予測することに成功した。この成功率は従来型のランダムな探索手法に比べ2倍に相当する。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月21日
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リガク 台湾にグループ会社を設立し技術拠点を本格稼働
RTTW内に開設したRTC-TWは研究開発・顧客支援・共同開発を推進する技術拠点で、生産環境を再現したクリーンルーム、デモンストレーション、トレーニング、共同開発のためのスペースを備え、現地チームによる迅速かつ高度な技術サポートを提供する。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月20日
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積水化学、NTTデータ、日軽エンジニアリング 積水化学とNTTデータは2023年よりNTT品川TWINS DATA棟外壁で行ってきた設置実証で得られた知見や課題をもとに、軽量性、製造方法の観点から実用化を見据え、アルミ押出形材を用いた固定金物を採用した工法を開発。さらに、壁面の施工時に発生しやすいフィルム特有のしわやよれを容易に調整する工法も検討し、意匠性も確保する。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月17日
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京大 光で分解可能な高分子を開発 京都大学大学院工学研究科高分子化学専攻の黒田啓太博士後期課程学生、大内誠教授の研究グループは、配列制御ラジカル共重合と重合後修飾反応によってケトンのカルボニル基が周期的に導入された高分子の合成手法を開発した。得られた高分子(ポリマー)は熱的に安定でありながらUV光で分解する。研究グループは、「ノリッシュ反応」と呼ばれる光化学反応を引き起こすケトン骨格を高分子に周期的に組み込み、光照射によって主鎖を分解できる光分解性高分子の開発を目指した。そこで、ケト-エノール互変異性によるケトン骨格を導入し、トリメチルシロキシ基とメトキシ基を有するブタジエンモノマー(SBD)とペンタフルオロフェニルアクリレート(PFA)の交互共重合と重合後修飾反応によって、アクリルアミド・ケトン・メチルビニルエーテル単位が周期的に並んだ交互三元共重合体を得ることに成功した。ガラス転移温度が室温以下の場合、得られた高分子はUV光を照射すると固体(バルク)状態で効率的に分解が進行したという。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月14日
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東北大、自然科学研究機構、東京理科大学 発光効率の劇的な向上は、対称性の低下による放射遷移の強化とリガンド環境の変化による構造揺らぎの抑制という二つの効果が同時に作用した結果であることが、実験と理論計算の両面から示された。今回の成果は、「わずか1原子の違いが発光特性を大きく変える」という新たな知見を提示するといえる。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月9日
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セイコーエプソン 工業応用分野の量産用途に適した強溶剤対応インクジェットヘッドを発売
S3200-S1はNMP、DMSO、DMF、DMIなど多様な強溶剤に対応、ペロブスカイト太陽電池を構成する複数の機能層の成膜に適する。また、従来の強溶剤対応ヘッド「S800-S1」(1.33インチ)に対し、4.73インチに幅広化。ヘッド搭載数削減により、装置構成の簡易化が可能となる。さらに、印刷解像度も600dpiを確保した。 なお、韓国Gosan TechはS800-S1を用いたインクジェットプロセスを導入しペロブスカイト太陽電池の量産化検証を進めており、今後、S3200-S1を導入することで量産装置化を加速する。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月8日
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富士フイルム 先端パッケージング向けCMPスラリーを新発売 富士フイルムは、複数の半導体チップを一つのパッケージに実装する先端パッケージング向け研磨剤「CMPスラリー」の販売を開始したと発表した。AI半導体の性能向上の鍵を握る先端パッケージング技術「ハイブリッドボンディング」で接合面を平坦化する不可欠な研磨剤として大手半導体メーカーに採用されたという。前工程向け銅配線用CMPスラリーを先端パッケージング向けに進化させた新製品で、銅と酸化膜が混在するハイブリッドボンディングの接合面を高い精度で平坦化するため、添加剤・防食剤・砥粒などの処方を最適化した。今後、再配線層やマイクロバンプなどさまざまな先端パッケージング材料向けに製品展開する。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月7日
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レゾナック プラスチックのケミカルリサイクルによる低炭素アンモニア事業を拡大 レゾナックは、川崎事業所(神奈川県川崎市)で使用済みプラスチック由来の水素のみを原料にしてアンモニアの低炭素化を図ると発表した。2030年4月からの設備稼働開始を計画している。現在、川崎事業所では@使用済みプラスチックをガス化ケミカルリサイクルによって得られる水素、A都市ガスを改質することによって得られる水素を原料にアンモニアを製造。今回、@の使用済みプラ由来の水素のみを原料にしてアンモニアを製造することで、国内生産アンモニアの低炭素化を目指す。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月4日
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テクセンドフォトマスク 東京証券取引所プライム市場へ新規上場 テクセンドフォトマスクは、東京証券取引所プライム市場への新規上場が承認されたと発表した。上場日は10月16日の予定。同社はその前身である凸版印刷(現TOPPANホールディングス)が1961年にフォトマスク事業を開始して以来、分社化を経て現在に至るまで、日本から欧米、アジアへと製造拠点を拡大し、半導体産業の成長を支え続けてきた。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月2日
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都立大、阪大、東北大、高エネ研 単純な酸化処理で電気抵抗率が1/20万に激減する酸化物材料を発見 東京都立大学、東北大学、大阪大学、高エネルギー加速器研究機構の研究グループは、独自の手法によって2次元的な層状構造を取るクロム酸化物Sr3Cr2O7-δの高品質薄膜を合成することに成功した。この薄膜は、合成直後は電気をほとんど流さない状態だが、空気中で加熱すると酸素が結晶に取り込まれ、電気抵抗率が1/20万に減少。この変化の大きさは、従来の3次元的な構造を持つ同様のCr酸化物に比べ600倍以上に当たる。 |
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FPD/PCB NEWS〜10月1日
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タムラ製作所と東北大 「タムラ製作所×東北大学先端パワーエレクトロニクス共創研究所」を設置 タムラ製作所と東北大学は、東北大学産学連携先端材料研究開発センター(MaSC)内に「タムラ製作所×東北大学先端パワーエレクトロニクス共創研究所」を設置したと発表した。共創研究所では、個別の共同研究の枠を超え、東北大学の資源を最大限に活用して次世代パワーエレクトロニクスのコア技術創出を目指す。具体的には、@将来の社会実装を目指した素材・材料・デバイス・モジュールのマーケティングおよび要素技術開発の戦略設定、A研究開発テーマの探索およびその推進、B若手研究者の共同研究への参画実施、社会人博士を含めた高度研究開発人材の育成、をテーマにしている。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月23日
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東大らの共同研究グループ 高い光学異方性を備えた極細幅の無機ナノリボンを実現
MoS2ナノリボンは次世代エレクトロニクスの基幹材料として有望なナノ物質。今回の研究では、特定の結晶方位に伸長した二層構造が優先的に成長することを確認。ラマン分光により、強い光学異方性と顕著な引っ張りひずみを観測した。微細配線や高感度センサーの材料開発設計の指針となることが期待される。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月21日
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JX金属 静岡大学と共同研究部門を設置 JX金属は静岡大学との連携を強化し、結晶材料の技術開発を加速するため同大学電子工学研究所内に共同研究部門を設置したと発表した。JX金属は、新規事業創出において次世代半導体材料やフォトニクス材料をはじめとする先端材料分野を中心に事業ポートフォリオを拡充。なかでも、InP基板やCdZnTe基板といった結晶材料は生成AIをはじめ、次々世代通信、自動運転、防衛、航空宇宙、医療などの光学分野に必要不可欠な先端材料であるため、次世代の柱とすべく技術開発中。一方で、それら分野の進展によりさらに高いパフォーマンスが発揮できる結晶材料のニーズが見込まれることから、技術開発を加速させるため静岡大学内に共同研究部門を設置することにした。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月19日
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東大、NIMS、岡山大、米国大学 有機半導体によるUHF帯整流ダイオードを開発 東京大学、物質・材料研究機構(NIMS)、岡山大学、ジョージア工科大学、コロラド大学ボルダー校からなる国際共同研究グループは、有機半導体を用いた整流ダイオードにおいて920MHzの交流電力を直流電力に実用的な効率(約5%)で変換することに成功した。この周波数はUHF帯に分類され、IoT向けの無線通信への応用が期待される。今回の研究は、インク状の材料から低コストな印刷プロセスによって作製できる有機エレクトロニクス素子がGHz領域でも動作可能であることを示した。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月18日
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日本電気硝子 タブレットの書き心地を変える微細凹凸技術を適用したカバーガラスの量産プロセスを確立 日本電気硝子は、ガラス表面にナノメートル単位のテクスチャーを形成する「微細凹凸技術」を適用したカバーガラスの量産プロセスを確立したと発表した。微細凹凸技術は、ガラス表面にナノメートル単位の微細な凹凸を均一に形成する独自加工技術。これにより、対象物との接触面積や接触割合を設計し、ガラスの摩擦特性や表面機能を自在に制御することができる。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月17日
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東北大 コヒーレントX線により金属材料内部のナノ構造変化を動画で観察し鮮明に撮像 東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センターの高澤駿太郎助教(理化学研究所放射光科学研究センターイメージングシステム開発チーム客員研究員)と高橋幸生教授(理化学研究所放射光科学研究センターイメージングシステム開発チームチームリーダー)らは、二宮翔助教、星野大樹准教授、西堀麻衣子教授、理化学研究所放射光科学研究センター放射光機器開発チームの初井宇記チームリーダー、北陸先端科学技術大学院大学共創インテリジェンス研究領域のダムヒョウチ教授らと共同で、コヒーレントX線回折を用いる複数の手法を統合した新しい解析フレームワークを構築した。この手法を用いることにより、nmからμmにわたる空間スケールと、数秒から数時間にわたる時間スケールで、析出物の生成・成長・粗大化という一連のプロセスを鮮明に捉えることに成功。金属材料にとどまらず、高分子材料、触媒・電池材料など、多様な用途の物質内部で生じる動的現象の解明に応用可能な汎用的フレームワークとして期待される。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月16日
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東北大 ひずみで強く光る鉛フリー材料の発光メカニズムを解明 東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センターの二宮翔助教と西堀麻衣子教授、同大学大学院工学研究科の徐超男教授の共同研究グループは、機械的な力が加わると発光する応力発光メカノルミネッセンス(ML)強度が異常に増強される鉛フリーの新しい多機能材料プラセオジム添加ニオブ酸リチウムナトリウムの発光メカニズムを原子レベルで初めて解明した。大型放射光施設を用いて精密分析を行った結果、材料の結晶構造が変化する境界領域(モルフォトロピック相境界:MPB)に生じる原子配列の特殊なゆがみと、意図的に導入される酸素欠陥が相乗的に作用し、発光性能を飛躍的に向上させていることを突き止めた。橋梁などのインフラの劣化を可視光で診断する超高感度センサーや自己発電型のウェアラブルデバイスなど、未来のスマート社会を実現する多機能材料の設計につながることが期待される。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月10日
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日本電気硝子 化学強化専用超薄板ガラスがHONORの折り畳みスマホに採用
HONORは2013年にHuaweiのサブブランドとして誕生し、2020年に独立したメーカー。Magic V Flip2では、本体内側のメインディスプレイにDinorex UTGが採用された。髪の毛よりも薄い板厚でありながら、20万回の開閉試験にも耐える高い信頼性を確保。折り畳みスマートフォンに不可欠な耐久性と表示品質を両立した。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月9日
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東京科学大 電源装置を用いない電気化学発光法を開発し溶液中のアミン化合物を検出 東京科学大学物質理工学院応用化学系の稲木信介教授とビラニ・エレナ特任助教(当時)、鈴木倫太郎大学院生(当時)らの研究チームは、電源装置を用いない電気化学発光法を開発し、溶液中のアミン化合物の検出応用に成功した。送液により生じる流動電位を用いることで、電源装置を必要としない電気化学発光法を開発。具体的には、樹脂モノリス製多孔質材料を充填した流路を備えた電気化学セルを用いて、低濃度の電解質を含むアセトニトリルと水の混合溶液をポンプで送液するという単純な操作によって生じる流動電位を用いる分析法を確立した。電極に固定化した発光体と分析対象である溶液中のアミン化合物が電極上で酸化反応することにより、電気化学発光を観測。また、蒸留水や水道水に微量含まれるアミン化合物の検出も可能であることがわかった。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月5日
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東大 単一の半導体材料で正の電荷を持つ正孔と負の電荷を持つ電子の異なる輸送異方性を実証 東京大学大学院新領域創成科学研究科の伊藤雅聡大学院生(研究当時)、同大学物性研究所の藤野智子助教(研究当時、現:同研究所リサーチフェロー、横浜国立大学准教授、科学技術振興機構さきがけ研究者)、森初果教授、産業技術総合研究所の東野寿樹主任研究員、東京理科大学の菱田真史准教授の研究チームは、独自開発した単一のアンバイポーラ(両極性)分子半導体において正の電荷を持つ正孔と負の電荷を持つ電子がそれぞれ異なる方向に流れやすい性質(キャリア特異的輸送異方性)を持つことを発見した。単一分子半導体材料を用いた有機電界効果トランジスタにおける初めての実証で、電荷の種類に応じて輸送特性を自在に制御できる高機能分子半導体の設計に道を開き、単一材料でキャリアごとの流路方向を調節可能とすることで次世代電子デバイスの開発加速が期待される。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月4日
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BASF 独シュヴァルツハイデの正極材長期供給契約を更新 独BASFは、独シュヴァルツハイデにある自社の正極材(CAM)工場からの供給について第三者との既存の長期供給契約を更新したと発表した。シュヴァルツハイデにある最先端バッテリー材料工場は同国唯一の高性能正極材製造施設で、欧州でも唯一の完全自動化された大規模CAM製造施設。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月3日
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レゾナック 次世代半導体パッケージのコンソーシアム27社で共創型評価プラットフォームを設立 レゾナックは、日本、米国、シンガポール等の半導体材料・装置・設計企業27社による共創型評価プラットフォーム「JOINT3」を設立したと発表した。515×510mmサイズのパネルレベル有機インターポーザー試作ラインを用いて、パネルレベル有機インターポーザーに適した材料・装置・設計ツールの開発を推進する。同社は、下館事業所(茨城県結城市)内にプラットフォームの活動拠点となる「先端パネルレベルインターポーザーセンター『APLIC(Advanced Panel Level Interposer Center)』」を開設。APLIC内に試作ラインを構築し、2026年に稼働を開始する予定。 |
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FPD/PCB NEWS〜9月2日
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島津製作所 ガスクロマトグラフ「FluxEdge GCシステム」を発売
FluxEdgeは、半導体製造で用いられる微細加工技術と不活性処理技術を基に開発された微量ガスサンプリング機構。微小体積かつ不活性に設計された7mm四方のダイアフラム構造のマイクロバルブが搭載されており、同社のガスクロマトグラフ「Nexis GC-2030」もしくは「Brevis GC-2050」に取り付けることで微量サンプリング、高速分析、高い耐久性が可能になる。 |