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PVJapan 2013(7月24〜26日)


PVJapan 2013 有機薄膜太陽電池はフレキシブル性をアピール

 7月24〜26日、東京ビッグサイトで開かれた「PVJapan 2013」。ここでは、有機薄膜太陽電池に関するデモをピックアップする。


写真2 発電するサンシェード


図1 タンデム型有機薄膜太陽電池の構造


写真1 葉っぱ型有機薄膜太陽電池(産総研)

 産業技術総合研究所(産総研)は、写真1のように有機薄膜太陽電池ならではという葉っぱ型の高分子フレキシブルデバイスを展示した。図1のようにコンベンショナルなPH3Tに代わる独自のp型ポリマーをバルクヘテロ接合層(下層側)に使用。さらに、インターレイヤーを介してタンデム化した。材料の詳細は明らかにしていないが、透明導電膜(TCO)とメタル電極以外はウェットプロセスで形成したようだ。

 一方、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のブースではNEDOプロジェクトの成果として三菱化学がシースルー性有機薄膜太陽電池「発電するサンシェード」を披露した。写真2のように透明性に加えフレキシブル性も備えており、色や形状といったデザイン性をアピール。NEDOはこの発電するサンシェードを仙台市科学館に設置し、太陽光発電と日射熱のカットによる省エネ効果を実証する予定だ。


REMARK
1)Stella通信はFPD&PCB関連ニュースの無償提供コーナーです(ステラ・コーポレーションがFPDやPCBそのものを製品化しているわけではありません)。
2)この記事はステラ・コーポレーション 電子メディア部が取材して記事化したものです。

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